デュアルワイヤーミオグラフシステム 420A/ 520Aは、直径30µmから3mmの単一血管(脈管)を研究するのに理想的です。
輪切りにした血管に2本のステンレスワイヤーを並行に通し、そのワイヤーを両サイドのサポート(ジョー/ピン)に固定します。 1つのサポートはマイクロメーターに取り付けられており、血管の周囲長と伸びを手動で制御、他方のサポートは力/張力の発生を測定するためにフォーストランスデューサーに取り付けられています。
チャンバーは容易に2つに分けることができ、同時に2つの独立した実験を行うことができます。 また、仕切りを取り除くことによって、同一条件下の2つの血管の比較研究ができます。
チャンバー内の血管は、37℃に温められた生理食塩水の中に置かれ、酸素供給を受け、少なくとも12時間間生きた状態で実験できます。
チャンバーの底面には、顕微鏡での形態観察や蛍光測定のためのガラス窓があります。
血管を取り付けた後、血管の受動的な長さ – 張力関係を決定する平衡化(ノーマライゼーション)を行います。その後の実験の間中、血管円周長は一定に保たれ、アイソメトリック条件下での測定が可能になります。 化合物は直接チャンバーに添加でき、様々な化合物の反応性を評価できます。
指タッチスクリーンを備えた使いやすいインタフェースで、すべてのセットアップと制御が簡単にできます。