ティシューバスシステム 720MO
直径10mmの大きな血管、管状組織のインビトロ実験に
特徴
- 4つのチャンバーで4つの組織を同時に実験できる
- 累積濃度反応曲線のようにハイスループットが求められる研究には理想的
- 450µmから10mmの環状組織をピンを使って容易に固定できる
- 組織切片を12時間以上生かすことができる
- 電気ヒーター、バッファーの急速廃液用電気バルブ内蔵、フォースのアナログ 出力機能搭載
- バッファフィラーシステム-625FS(オプション)を用いることで、4チャンバーすべてに緩衝剤の充填が半自動でできる
ティシューバスシステム 720MOは、より大きな血管(>450μm)や、気管、消化管などの管状組織を用いたインビボ研究のための、非常に洗練された頑丈で使いやすい研究機器です。
組織サポートは一方がフォーストランスデューサーに、他方がマイクロポジショナーに取り付けられています。各ユニットは個別に酸素供給と吸引ができ、温度管理を含め、ユーザーが定義した生理条件をインターフェースで制御します。
血管を取り付けた後、血管の受動的な長さ – 張力関係を決定する平衡化(ノーマライゼーション)を行います。その後の実験の間中、血管円周長は一定に保たれ、アイソメトリック条件下での測定が可能になります。化合物は直接チャンバーに添加でき、様々な化合物の反応性を評価できます。
このティッシュバスシステムは組織反応性の薬理学的調査に非常に適しています。自動バッファフィラーシステム – 625FSと組み合わせて複数の720MOを同時に使用することで、薬物スクリーニング、濃度反応、またはマルチチャンネルの個別試験が必要な実験など、より高い処理能力を必要とする作業に理想的なシステムになります。
仕様
血管サイズ | >450µm |
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チャンバー数 | 4 |
チャンバー容積(最小) | 2.0ml |
ノーマライゼーション機能 | 手動 |
マイクロメーター分解能 | 0.01mm |
マウント方法(取付器具) | ピン |
温度範囲 | 15-50℃ |
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温度分解 | 0.1℃ |
ヒーティング機能 | あり |
出力単位 | mNまたはg |
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レンジ | ±200/±400/±800/±1600mN |
分解能 | 0.01mN |
フォースキャリブレーション | あり |
アナログ出力レンジ | ±2.5V |
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