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電極としてのプラチナ(Pt)とプラチナイリジウム(Pt-Ir)の違い
金属電極に用いられるプラチナ(Pt)とプラチナイリジウム(Pt/Ir)の違いについてご説明いたします。プラチナイリジウムとは、隣り合った元素であるプラチナとイリジウムの合金です。まず、プラチナとプラチナイリジウムの特徴として、生体との適合性が高い点が挙げられます。また、ステンレスや銀など他の金属と比べ、酸化が起きにくい特徴があります。電極で電気刺激を繰り返し行う際に黒ずんでしまう、フィールド刺激をする際に気泡が発生し実験対象に影響を与えてしまう場合は、電極をプラチナかプラチナイリジウムに替えると改善されるかもしれません。そしてプラチナイリジウムは硬く強度があります。(剛性が高いです)ワイヤー電極として使用する際に強度が必要な場合や、球状の電極としてご使用する際、脱落のリスクを減らすために採用されることがございます。弊社では、ワイヤー、球状の電極、白金箔を用いたカフ電極など様々な形状で各種金属を用いた電極のご提案が可能です。ご相談をいただければご希望に沿った製品の作成を検討させていただきますので、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡下さい。
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開口器
開口器を作成させていただきました。その名の通り、口を開ける仕様の治具となります。自分の意思での開口が困難な方の開口訓練が出来ます。噛み締めの筋電図なども計測出来るように強度のある金属(アルミニウム)で作成させていただきました。持ち運びを考えて比較的に軽いアルミニウムを使用させて頂きましたが、アルミは柔らかい為、傷付きやすい金属です。検討を重ね、今回は長く使っていただけるように表面の強度を上げるアルマイト処理(酸化被膜でコーティング)を行いました。頑丈な治具を作りたい、どのような金属で作れば良いか分からない等、お使いになられる方の立場で検討・作成致します。
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