皮膚電気活動測定機器
皮膚電気活動測定機器は、ストレスや情動、交感神経の緊張状態を評価するための生体信号測定装置です。
EDR-100は皮膚抵抗反応(SRR)を、UD-300は皮膚電位反応(SPR)を測定するためのアンプで、非侵襲かつ高感度な計測が可能です。教育実習、臨床研究、心理学実験など幅広い分野で活用されています。
製品概要|皮膚電気活動測定機器 EDR-100/UD-300
構成例
皮膚電気活動とは|ストレス・情動・自律神経の評価に活用
皮膚電気活動は、精神性発汗や交感神経の緊張状態を反映する生理指標です。
手掌や指先の皮膚における電位や抵抗の変化を測定することで、緊張・不安・恐怖・抑うつなどの心理状態を客観的に評価できます。
SRRとSPRの違い|皮膚抵抗反応と皮膚電位反応の比較
- SRR(Skin Resistance Response):皮膚間に微弱な電流を流し、抵抗値を測定
- SPR(Skin Potential Response):電流を流さず、電極間の電位差を直接測定。非侵襲で波形解析が可能
SRRメーター:(皮膚抵抗反応)EDR-100
SRRメーター EDR-100 電極設置
製品の紹介動画
生体DCアンプ:(皮膚電位反応)UD-300
生体DCアンプ UD-300 電極設置
製品の紹介動画
主な特長
- 非侵襲測定:SPRは電流を流さず、被験者への負担が少ない
- 高感度設計:微細な皮膚反応も正確に記録
- 多様な波形解析:刺激に応じた波形の違いを分析可能
- 教育・研究用途に最適:心理学・神経科学・VR連携にも対応
仕様詳細|EDR-100/UD-300/UAS-404S/408S
品名 | SRRメーター | 生体DCアンプ |
---|---|---|
型式 | EDR-100 | UD-300 |
安全性 | DC5V駆動 | BF型 |
感度 | 計測範囲:0~500kΩ | X1、X10、X100、:3段 |
低域遮断周波数 (時定数) | DC~3.1Hz | DC(直流) |
高域遮断周波数 | 皮膚通電電流 1.5μA | 1/5/10/30Hz |
品名 | データ収録システム Data Vision |
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チャンネル数及び型式 | 4チャンネル UAS-404S 8チャンネル UAS-408S |
A/D分解能 | 16ビット |
サンプリング周波数 | 250kHz(最大) |
A/Dレンジ | ±10V、±5V、±1V、±200mV |
対応OS | Windows11 |
PC I/F | USB 2.0 TYPE-A |
本体寸法 4ch (突起部含まず) 8ch | W220 x D165 x H50[mm] W320 x D220 x H50[mm] |
測定部位と環境条件|安定した記録のためのポイント
- 測定部位:中指の付け根から約2cm下が最適
- 室温:24〜28℃が理想。高温では温熱性発汗の影響、低温では反応が出にくくなるため注意が必要
活用事例|心理学・神経科学・教育実習・VR連携
- 心理学実験における情動評価
- 自律神経失調症・多汗症の研究
- 医療系学部での生理学実習
- VR・映像制作との連携による感情反応解析
FAQ(よくあるご質問)
Q. SPRとSRRの違いは何ですか?
A. SPRは電位差を直接測定する非侵襲法、SRRは微弱電流を流して抵抗値を測定する方法です。
Q. 室温の影響はありますか?
A. はい、24〜28℃が理想です。高温・低温では反応が不安定になることがあります。
Q. 教育用途でも使えますか?
A. はい、医療系学部や心理学実習などで広く使用されています。
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