データ収録装置を用いてヒトや生体のECG（心電図）、EOG（眼電図）、EMG（筋電図）EEG（脳波）や、ヒトや実験動物、摘出筋などの神経伝導速度や誘発筋電図の測定ができます。
生理学や薬理学、自然科学、生命科学や心理学など、様々な分野の実習において幅広くご利用いただけます。

データ収録装置を用いて筋電図（EMG）の実習が行えます。
使用する生体アンプは多用途アンプなので、心電図（ECG）の測定や電気生理実習が行えます。
また、刺激装置を用いることで誘発筋電図の測定も可能です。

眼球電図（electrooculogram：EOG）は、視機能や眼球運動機能をみるための心電図や脳波検査のような電気生理学検査の１つです。
眼球運動に関連した電気現象を電気生理学的検査方法で記録する視覚―運動反応の客観的評価を目的とした検査法で、眼球は角膜側が陽性，網膜側が陰性に分極している一定の電圧を有します。
眼外の回路を角膜側から後極部側へ流れる電流が常に存在しており、この角膜と網膜の電位差を眼球常在電位（約3～6mV）と呼んでいます。

汗腺は交感神経の支配を受けており、皮膚の電気抵抗は主に汗腺活動に左右されています。
汗腺活動は交感神経やホルモンの作用を受けており、痛覚、視覚、聴覚など外部の環境変化による刺激や身体の動き、暗算、考え事などでも精神性発汗の反応が見られます。
この電気活動を測定することでストレス反応や精神性発汗を知ることができます。

精神状態を示すパラメータとして、皮膚電気活動（Electro Dermal Activity）があります。
EDAは一般的に、エクリン汗腺の活動による電気現象が表皮や汗腺管等の状態によって出現すると言われており、精神性発汗と深い関わりがあると言われています。
皮膚電位は眠気やリラックス状態などを測定できますが、敏感に反応が変化するために動的な計測が難しく、加齢などに伴い反応振幅や出現数が減少するといわれています。

ヒトの神経伝導速度や誘発筋電図を測定する実習システムです。摘出筋においては専用チャンバーを使用し、薬物による神経伝導速度の変化を測定することができます。

汗腺は交感神経の支配を受けており、皮膚の電気抵抗は主に汗腺活動に左右されています。
汗腺活動は交感神経やホルモンの作用を受けており、この電気活動を測定することで精神性発汗を知ることができます。
VR映像を使用した仮想的状況や仮想空間において、脳波の変化や情動の変化をとらえる研究もあります。