セルスティム CES-100は、心筋細胞やiPS由来心筋細胞、平滑筋細胞などの培養細胞に対して定電圧電気刺激を行う研究用装置です。
最大45V・1.5Aの高出力により、細胞機能解析や薬効評価において、再現性の高い電気刺激環境を提供します。

本装置は、電気分解を抑制するPEDOT処理カーボン電極を採用しており、長期培養やインキュベーターとの併用にも適しています。
定電圧制御による安定した刺激は、心筋塊（3D組織）や骨格筋細胞など、さまざまな電気刺激に反応する細胞種に対応可能です。

また、複数wellへの同時刺激にも対応しており、細胞培養ディッシュに合わせた特注電極の設計も承ります。
研究用電気刺激装置として、再生医療・疾患モデル構築・分化誘導などの分野で活用されています。

細胞刺激電極（PEDOT処理カーボン電極）
弊社のPEDOT処理カーボン電極は、金電極の約450倍の電気容量を持ち、電気分解や温度・pH変化を抑制します。オートクレーブ滅菌にも対応しており、長期培養に適した電気刺激環境を提供します

対応細胞種：心筋細胞（ラット・ヒト由来）、iPS由来心筋細胞、骨格筋細胞、平滑筋細胞、心筋塊（3D組織）
応用分野：細胞機能解析、電気刺激による分化誘導、薬効評価（収縮性・応答性）、再生医療研究、疾患モデル構築

弊社の細胞刺激電極は、カーボン電極にPEDOTの処理を行うことで電気容量を効率的に高め、通常のカーボン電極より刺激の効率と長期安定性を向上させ、不純物や電気分解の発生を抑える処理をしています。
ユニークメディカルでは継続した研究をお手伝いするため、同製品を2年以内にお買い求めいただく際には、リプレイスサービスの特別価格にてご提供をさせて頂きます。

Q. どのような細胞に使用できますか？
A. 心筋細胞、iPS心筋細胞、骨格筋細胞、平滑筋細胞など、電気刺激に反応する細胞に対応しています。

Q. なぜ定電圧制御が重要なのですか？
A. 定電圧制御は、細胞への刺激を安定化させ、電気分解や温度変化を抑えることで、長期培養や再現性の高い実験に適しています。

Q. PEDOT処理とは何ですか？
A. PEDOTは導電性高分子で、電極表面に処理することで電気容量を増加させ、電気分解やpH変化を抑制します。

Q. 電気分解は起こりませんか？
A. 本装置では、PEDOT処理カーボン電極を採用しており、電気分解や温度・pH変化を抑制し、長期培養における安定した電気刺激環境を実現しています。

Q. 複数のwellに同時刺激できますか？
A. はい。最大24wellまでの同時電気刺激が可能で、分配ケーブルを使用することで、多検体同時処理による実験効率の向上が図れます。

Q. 滅菌は可能ですか？
A. PEDOT処理カーボン電極は、オートクレーブ滅菌（121℃、15〜20分）に対応しており、再利用や長期培養にも安心して使用可能です。

Q. 顕微鏡やインキュベーターと併用できますか？
A. はい。既存の培養環境に組み込むことで、リアルタイム観察が可能です。

Q. カスタム対応は可能ですか？
A. ご使用のディッシュや培養条件に合わせた特注電極の設計・製作が可能です。ハイドロゲル電極や培地用カーボン電極など、研究目的に応じたカスタマイズに対応しています。

上記のほか、ご使用のディッシュに合わせた特注電極の作製も可能です。
実績や参考資料がお知りになられたい場合は、お気軽にお問い合わせください。