心周期同期型急速凍結により心筋サルコメア長の時空間変動を可視化|ECG計測にUA-200が採用(論文紹介)
論文:Phase-targeting rapid cryofixation of the beating heart and histological analysis unveil contractile state-dependent sarcomere dynamics
(URL: https://www.nature.com/articles/s41598-026-41756-0)
当ご研究に当社の生体アンプ UA-200 が採用され、論文中にも掲載されています。
下記概要のご紹介です。
心臓は拍動ごとに収縮と弛緩を繰り返しますが、心筋サルコメア長(Sarcomere Length, SL)が心周期の各位相においてどのように変化し、空間的にどれほど均一であるかは十分に解明されていませんでした。
当ご研究では「心周期に同期した急速凍結法(phase-targeting rapid cryofixation)」を用いることで、拍動中の心臓を瞬時に固定し、サルコメア構造を高精度に解析しています。
その結果:
・収縮期ではサルコメア長が有意に短縮
・拡張期では延長傾向を示す一方、局所的な短縮領域が混在する不均一な分布を確認
・心筋全体の空間的SL分布をヒートマップとして可視化し、位相依存的な構造変化を定量的に把握
・比較対象として実施した心室細動時の凍結固定でも、顕著なSL不均一性を検出
こうした「心周期の特定位相における心筋サルコメアの瞬間的な構造状態」を組織学的に捉えることが、本研究の主要な成果です。
本研究の鍵となるのは、心周期の特定位相で正確にトリガする計測系です。
ECG信号に基づくタイミング制御により、収縮期・拡張期といった特定の瞬間での凍結固定が可能となっています。
このECG計測にUA-200が利用されました。
特注対応にも柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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