一次運動野出力に内在する将来の脊髄反射制御機構|ユニークメディカル製ECoG電極が使用された論文のご紹介
論文:Future spinal reflex is embedded in primary motor cortex output
著者:
Tatsuya Umeda, Osamu Yokoyama, Michiaki Suzuki,
Miki Kaneshige, Tadashi Isa, Yukio Nishimura
掲載誌: Science Advances
Published: 2024
DOI: 10.1126/sciadv.adq4194
License: CC BY‑NC 4.0
本研究は、霊長類モデルを用いて、一次運動野(M1)の出力に将来の脊髄反射制御がどのように組み込まれているかを検討したものです。
運動皮質活動と脊髄・末梢神経系の相互関係を解析するため、皮質脳波(ECoG)および末梢求心性信号の同時記録が行われました。
その記録系の一部として、ユニークメディカルが製作したECoGグリッド電極が使用されています。
■この研究でわかったこと
•一次運動野の出力には、将来生じる脊髄反射を予測・制御する情報が含まれていることが示された
•皮質活動と末梢求心性入力は時間的に組織化され、運動制御に寄与している可能性が示唆された
•大脳皮質、脊髄、末梢神経系が統合的に機能する運動制御メカニズムの存在が提案された
■使用された電極について(Methodsに基づく)
本研究では、運動皮質(sensorimotor cortex)からECoG信号を記録するため、
グリッド型皮質脳波(ECoG)電極アレイが硬膜下に留置されています。
グランド電極およびリファレンス電極は、ECoG電極上に配置され、硬膜と接触する構成が採用されています。
また、末梢求心性信号の記録には、Blackrock Neurotech製の剣山電極が頸髄レベルの後根神経節(DRG)に留置されています。
※Blackrock Neurotech製 剣山電極は、ユニークメディカルが国内で輸入・取扱を行っている製品です。お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
■補足
※本記事は、論文内容を研究情報として要約・紹介することを目的としています。
※研究成果の詳細および解釈については、原著論文をご参照ください。
※本論文は CC BY NC 4.0 ライセンスのもとで公開されています。
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