プレッシャーミオグラフシステム 114P
小動脈・静脈対応 圧負荷型血管測定システム
製品概要
プレッシャーミオグラフシステム【114P】は、小動脈、静脈、その他の微小血管の生理学的機能および薬理作用を、生理的条件に近い状態で評価するための研究用システムです。
組織を2本のガラスカニューレに取り付け、適切な圧力を加えることで、筋原性反応、流体媒介性拡張、薬理学的試験などを実施可能。
MyoVIEWソフトウェアとの連携により、血管径・壁厚・血管抵抗・せん断応力などの計算が自動化され、フローメーター162FMを用いた流量制御解析にも対応します。
製品の特長
- せん断応答、血管内圧、機械的伸縮、縦方向の張力を一括測定
- 血管の取り付けが素早く簡単にできるエルゴノミックデザイン
- シンプルかつ正確なカニューレアライメント
- 細胞内カルシウムイオンやpH研究のための蛍光イメージングとの組み合わせが可能
- 内蔵ヒーティングによりチャンバー温度を安定維持
- チャンバーカバーに薬剤添加・酸素供給ポートを搭載
- MyoVIEWソフトウェアと連携し、計算パラメータの自動収集
- フローメーター162FMとの連携で15〜4000μl/minの流量測定が可能
プレッシャーミオグラフ用ソフトウェア MyoVIEW
プレッシャーミオグラフ用ソフトウェア MyoVIEWは、血管壁の厚さ、血管と内腔の直径の変化、血管内圧、その他シアストレスや血管抵抗など多くの計算パラメータなどのデータを収集します。
また、フローメーター162FMと組み合わせると、15から4000μl/ minの流量を測定することができます。
測定項目(MyoVIEW連携時)
- 血管の内径・外径
- 左右および平均壁厚
- 内外断面積
- 管腔比率
- 血管内圧
- 血管抵抗
- せん断応力
- フロー(162FM連携)
製品の紹介動画
製品仕様
| 血管サイズ | >40µm |
|---|---|
| チャンバー数 | 1 |
| チャンバー容積(最小) | 3.1ml |
| アラインメント | x,y,z |
| マウント方法(取付器具) | カニューレ |
| 温度範囲 | 15-50℃ |
|---|---|
| 温度分解 | 0.1℃ |
| ヒーティング機能 | あり |
| フォース単位 | mmHg |
|---|---|
| フォースレンジ | ±200mN |
| フォース分解能 | 0.01mN |
| フォースキャリブレーション | あり |
| 圧単位 | mmHg |
|---|---|
| 圧レンジ | 0-250mmHg |
| 圧スタビリティ | ±0.5mmHg |
| 圧分解能 | 0.1mN |
| 保温 | あり |
|---|---|
| 容量 | 250ml |
| 圧サーキット | クローズド |
| アナログ出力チャンネル | 4 |
|---|---|
| アナログ出力出力レンジ | ±2.5V |
活用シーン
- 微小循環研究における血管応答解析
- 薬理学実験における血管作動性化合物の評価
- 生理学・医学系学生の教育実習
- 蛍光イメージングとの組み合わせによる細胞内反応解析
- プレッシャーミオグラフを用いた基礎研究
FAQ(よくあるご質問)
Q. 114Pはどのような血管に対応していますか?
A. 小動脈や静脈など、40µm以上の微小血管に対応しています。
Q. 温度管理はどのように行われますか?
A. 内蔵ヒーティング機能により、15〜50℃の範囲で温度を安定維持できます。リザーバーにも保温機能があります。
Q. MyoVIEWとの連携で何ができますか?
A. 血管径、壁厚、血管抵抗、せん断応力などの計算パラメータを自動収集・解析できます。
Q. 流量測定は可能ですか?
A. はい。フローメーター162FMとの連携により、15〜4000μl/minの流量測定が可能です。
Q. 蛍光イメージングとの併用は可能ですか?
A. 可能です。細胞内カルシウムイオンやpHの研究に対応しています。
