デュアルワイヤーミオグラフシステム 420A
420A | 30µm〜3mm径対応 2チャンネル血管張力測定システム
製品概要
デュアルワイヤーミオグラフシステム420Aは、直径30µm〜3mmの単一血管(脈管)を2チャンネルで同時に測定できる研究用システムです。
輪切りにした血管に2本のステンレスワイヤーを通し、両端のジョーに固定。片側はマイクロメーターで張力調整、もう片側はフォーストランスデューサーで張力を測定します。
チャンバーは2つに分割可能で、独立した実験や同一条件下での比較研究に対応。底面のガラスウィンドウにより、顕微鏡観察や蛍光測定も可能です。
製品の特長
- マイクロポジッショナーによる正確な張力調整
- 2チャンバー構造で独立実験または比較研究が可能
- ガラスウィンドウ付きで形態観察・蛍光測定に対応
- 37℃温調下で最大12時間の血管生存維持
- ±200mNのフォース測定レンジと高分解能(0.01mN)
- アナログ出力4ch(±2.5V)で外部装置との連携も容易
測定項目
- 血管張力(フォース)
- 血管の周囲長・伸展量(マイクロメーター制御)
- 形態学的変化(顕微鏡観察)
- 蛍光強度(蛍光測定)
- 温度・酸素供給下での生理応答
製品の紹介動画
製品仕様
| 血管サイズ | >30µm |
|---|---|
| チャンバー数 | 2 |
| チャンバー容積(最小) | 2.7ml |
| ノーマライゼーション機能 | 手動 |
| マイクロメーター分解能 | 0.01mm |
| マウント方法(取付器具) | ジョー |
| 温度分解 | 0.1℃ |
|---|---|
| ヒーティング機能 | あり |
| トランスデューサー出力単位 | mN |
|---|---|
| トランスデューサーレンジ | ±200mN |
| トランスデューサー分解能 | 0.01mN |
| フォースキャリブレーション | あり |
| アナログ出力チャンネル | 4 |
|---|---|
| アナログ出力出力レンジ | ±2.5V |
活用シーン
- 血管張力測定による薬理学的評価
- 微小循環研究における血管応答解析
- 蛍光測定による細胞内反応の定量
- 生理学・医学系学生の教育実習
- 同一条件下での血管比較研究
FAQ(よくあるご質問)
Q. 420Aはどのような血管に対応していますか?
A. 直径30µm〜3mmの血管に対応しており、小動脈や静脈の輪切り試験に適しています。
Q. 2つの血管を同時に測定できますか?
A. はい。2チャンバー構造により、独立した実験または比較研究が可能です。
Q. 蛍光測定はどのように行いますか?
A. チャンバー底面のガラスウィンドウを通じて、顕微鏡下で蛍光強度を測定できます。
Q. 血管の張力はどのように調整・測定しますか?
A. マイクロメーターで張力を調整し、フォーストランスデューサーで測定します。分解能は0.01mNです。
Q. 血管はどれくらいの時間生存状態を保てますか?
A. 温調・酸素供給下で最大12時間の生存状態を維持できます。
