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サーマルグリル錯覚実験セット

サーマルグリル錯覚(TGI:Thermal Grill Illusion)とは、温かい棒と冷たい棒が交互に並べられているグリル状のプレートに手を置くと、神経障害性の”ような”痛みがあると錯覚させる実験を指します。
この錯覚では、痛みをともなう灼熱感、ズキズキする痛み、しびれたような痛みを感じます。これらの痛みの性質は中枢神経システムに問題がある脊髄損傷後疼痛(SCI)や脳卒中後疼痛(Stroke)と類似していると言われ、近年様々な研究でこの実験が取り入れられ始めています。
サーマルグリル錯覚の温冷刺激による錯覚現象を用いて、様々な疼痛や痺れ、痛覚や痛みに関連する研究や実験に応用できます。

  • サーマルグリル錯覚プレート
  • サーマルグリル錯覚実験

サーマルグリル錯覚実験構成

構成
➀サーマルグリル錯覚プレート
➁接続チューブ/4本/set
③低温循環恒温槽/2台/set
➃生体温度計 2ch型/PTW-401
➄温度センサープレートタイプ/PTP-50 2本/set

サーマルグリル錯覚実験

仕様
低温循環恒温槽2台のうち1台を温かい温度(例:40℃)、もう1台を冷たい温度(例:20℃)に設定し、接続チューブを通じて水を循環させます。
8本のパイプ内にも交互に温かい水と冷たい水が流れます。低温循環恒温槽での設定温度がパイプにも反映されているか確認するため、生体温度計 2ch型(PTW-401)と温度センサープレートタイプ(PTP-50)を用いて温度をモニタリングします。

研究機器

生体信号アンプ
刺激装置
データ収録装置
生体情報モニター
VR・映像制作
心機能・心電図解析
生体温度計・体温保持
生理学・学生実習